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「活け松葉がに」お家で食べよう! おいしく、楽しく、かんたんに。

ご家庭でも、活きた松葉がにを調理できます。旅館のように美しくできなくても大丈夫。
素朴な食べ方・・・豪快な食べ方・・・自分の好きな食べ方で楽しめます!


調理のしかた「水に浸ける。たわしで洗う」

①まず、生きている松葉ガニを、シンクなどに水を張ってカニを裏返しに浸けておく。動いていたカニがおとなしくなります。
②カニスキ鍋に入れる場合は、甲羅の「ツブツブ」(カニビルの卵)をこそげ落とし、たわしで洗う。

カニビルは、岩に産卵するようにカニの甲羅に卵を産みつけます。カニの体内には影響しません。 害毒はないので安心してください。むしろツブツブは昔から「山陰海岸松葉がにの証」と言われています。


    

調理のしかた「足を切る」

①キッチンバサミ、または、出刃包丁で、足の付け根をカット。



②足の関節をカット。小さい方は、カニスキや雑炊の出汁に使う。
③カニ足の裏側(白くて柔らかい方)に切れ目を入れる。(表面を削がなくてもよい)
(注)「カニ足のツメ」(カニのハサミ部分)は、とても硬いので「出刃包丁の角」でカットします。難しければ、そのまま料理して、 食べる前に「かに割り」や「くるみ割り」を使って割った方がよいかもしれません。包丁のケガに注意してください。


    
    

おいしいのに簡単!「松葉かに足ホットプレート焼き」

焼きがには、ホットプレートが便利で簡単、しかも美味しいです。
短時間で蒸し焼きにするので旨みが凝縮。 「活け松葉」ならではの食べ方です。

①温めておいたホットプレートにキッチンペーパーを敷き、カニ足を並べる。
②フタをして、強火で蒸し焼きにする。



③およそ、3分間で一度様子を見る。
④全体が赤くなってきたら食べごろ。
⑤白い身の部分が、プックリ膨らめばできあがり!
うっかり焼き過ぎは禁物!パサパサはいけません。ジューシーなくらいがおすすめ。



⑥食べやすいようにハサミでカットし、お箸でいただきます。
味付けは、海の塩がきいているので、何もつけずに試してみましょう。
わが家では「お酢」を少しつけることもあります。


旨み凝縮!豪快に食べる「松葉がに甲羅まるごと蒸し焼き」

わが家では、松葉ガニの胴体は、この食べ方が定番です。 包み焼きなので、かにの旨みが丸ごと濃厚に凝縮されており「これが松葉ガニの味だ!」と思っていただけるでしょう。
焼き上がりに時間が掛かるので、カニ足より先に焼き始めるのが段取りのコツ。

①甲羅(胴体)をまるごとホイルで包む。
②上から-下から-上から、3回繰り返し厳重に包む。



③フライパンかオーブンで蒸し焼きにする。
甲羅が入る深さのフライパンが必要です。
蒸し時間は強火で30分以上が目安。大きな甲羅ほど時間が掛かります。



④30分~40分経過したら、甲羅と胴体を「少しだけ開いて」確認する。
開き方は、甲羅と胴体の間に、硬いもの(スプーン等)を突っ込んでこじ開けます。 必ず甲羅を下にして、胴体の方を掴んで開くこと。 甲羅を皿のように使うと、カニ味噌や汁が甲羅に溜まってこぼれません。 熱いので、火傷に注意し、手袋などを使うこと。



⑤カニ味噌が、ある程度、固まっていれば出来上がり! まだスープ状態なら、再びホイルに包みなおして10分ほど焼く。
食べ方は、甲羅のカニ味噌は、甲羅を皿にしてそのままいただきます。 胴体の白身は、包丁やキッチンハサミ等で、カットしながらいただきましょう。 わが家では調味料は使いません。海の塩分がきいているので、そのままの豊饒な味わいを楽しんでいます。


贅沢の極み!「松葉かに味噌フライパン焼き」

こちらは「カニ味噌だけ」を味わう食べ方。贅沢の極みといえるでしょう。 缶詰や瓶詰のカニ味噌とは、全く別モノだということがわかります。 料理法は簡単。調味料は使わず「焼くだけ」です。
①生のカニを開く。(汁がこぼれないよう甲羅を皿のように。スプーンなど硬いもので抉じ開ける)
②甲羅に味噌を集める。(箸等で掻き出す)
③フライパンで焼く。(フタして蒸し焼き30分~40分)
グツグツと煮えて、水っぽさが消えていき、かに味噌が固まり出したらそろそろ食べ頃。 スプーンや箸を使っていただきます。
そして、日本酒好きな方には、もうひとつの楽しみが残っています。 食べ終えた甲羅に酒を注いで「松葉がにの甲羅酒」。 こちらも形容しがたい味わいです。


余った身をすべて投入!「濃厚松葉かに雑炊」

松葉カニ尽くしの最後は雑炊です。
フルコースで満腹ならば、翌日の朝にとっておくのがよいでしょう。

①松葉ガニの余った身やカニ味噌などを全てかき集める。
②出汁は、カニスキの残りを使う。
③ご飯の量は、一人あたり茶碗に一杯。雑炊すると膨らんで2杯以上になる。
④ご飯を煮る。出来上がり直前に卵などを入れる。
わが家では、仕上げに海苔をたっぷり使います。 あっさりした漬物や梅干し、塩昆布なども雑炊の良き友となります。



以上をもって、年に一度の冬の贅沢?が終了します。
みなさんもお家でゆっくり…山陰海岸冬の味覚を楽しんでください!