松葉がにの食べ方~我が家流

生の松葉がに(活け)の食べ方。お家で食べよう! おいしく、楽しく、かんたんに。

活きた松葉がにを買ってみたいけれど、どうやって調理すればいいのか、わからない方がほとんどだと思います。
ご安心ください!ご家庭でも、活きた松葉がにを調理できます。
旅館のように美しくできなくても大丈夫。
素朴な食べ方・・・豪快な食べ方・・・自分の好きな食べ方で楽しめます!

準備するもの

  • しっかりしたまな板
  • 出刃包丁(松葉がにの甲羅はとても硬いので、ふつうのキッチン包丁では危険です。)
  • ホットプレートやフライパン
  • かに用のハサミ(ホームセンターなどで購入できます。キッチンはさみでもOKです)
  • かに用スプーン(ホームセンターなどで購入できます。)
  • かにの甲羅割り(あると便利。はさみに付いている場合も多いです。)

調理のしかた「水に浸ける。たわしで洗う」

①まず、生きている松葉がにを、シンクなどに水を張ってカニを裏返しに浸けておく。動いていたかにがおとなしくなります。
②かにすき鍋に入れる場合は、甲羅の「ツブツブ」(カニビルの卵)をこそげ落とし、たわしで洗う。

カニビルは、岩に産卵するようにかにの甲羅に卵を産みつけます。かにの体内には影響しません。 害毒はないので安心してください。むしろツブツブは昔から「山陰海岸松葉がにの証」と言われています。

調理のしかた「足を切る」

①キッチンバサミ、または、出刃包丁で、足の付け根をカットしていきます。

②足の関節をカット。小さい方は、カニスキや雑炊の出汁に使いましょう。
③カニ足の裏側(白くて柔らかい方)に切れ目を入れる。
(旅館やプロのように表面を削がなくても大丈夫ですよ!)

(注)「カニ足のツメ」(カニのハサミ部分)は、とても硬いので「出刃包丁の角」でカットします。
難しければ、そのまま料理して、 食べる前に「かに割り」や「くるみ割り」を使って割った方がよいかもしれません。
包丁のケガに注意してください。

おいしいのに簡単!「松葉かに足ホットプレート焼き」

焼きがには、ホットプレートが便利で簡単、しかも美味しいです。
短時間で蒸し焼きにするので旨みが凝縮。 「活け松葉」ならではの食べ方です。

①温めておいたホットプレートにキッチンペーパーを敷き、カニ足を並べる。
②フタをして、強火で蒸し焼きにする。

③およそ、3分間で一度様子を見る。
④全体が赤くなってきたら食べごろ。
⑤白い身の部分が、プックリ膨らめばできあがり!

うっかり焼き過ぎは禁物!パサパサはいけません。ジューシーなくらいがおすすめです。

⑥食べやすいようにハサミでカットし、お箸でいただきます。
味付けは、海の塩がきいているので、何もつけずに試してみましょう。
わが家では「お酢」を少しつけることもあります。

旨み凝縮!豪快に食べる「松葉がに甲羅まるごと蒸し焼き」

見た目も味もインパクト大!
わが家では、松葉ガニの胴体は、この食べ方が定番です。
包み焼きなので、かにの旨みが丸ごと濃厚に凝縮されており「これが松葉ガニの味だ!」と思っていただけるでしょう。
焼き上がりに時間が掛かるので、カニ足より先に焼き始めるのが段取りのコツ。

①甲羅(胴体)をまるごとホイルで包む。
②上から-下から-上から、3回繰り返し厳重に包む。

③フライパンかオーブンで蒸し焼きにします。
甲羅が入る深さのフライパンが必要です。
蒸し時間は強火で30分以上が目安。大きな甲羅ほど時間が掛かります。

④30分~40分経過したら、甲羅と胴体を「少しだけ開いて」火の通り具合を確認しましょう。
開き方は、甲羅と胴体の間に、硬いもの(スプーン等)を突っ込んでこじ開けます。

必ず甲羅を下にして、胴体の方を掴んで開くこと。
甲羅を皿のように使うと、カニ味噌や汁が甲羅に溜まってこぼれません。
熱いので、火傷に注意し、軍手などを使うと良いでしょう。

⑤カニ味噌が、ある程度、固まっていれば出来上がり!
まだスープ状態なら、再びホイルに包みなおして10分ほど焼く。
食べ方は、甲羅のカニ味噌は、甲羅を皿にしてそのままいただきます。
胴体の白身は、包丁やキッチンハサミ等で、カットしながらいただきましょう。 わが家では調味料は使いません。
海の塩分がきいているので、そのままの豊饒な味わいを楽しんでいます。

贅沢の極み!「松葉かに味噌フライパン焼き」

こちらは「カニ味噌だけ」を味わう食べ方です。
贅沢の極みといえるでしょう。
缶詰や瓶詰のカニ味噌とは、全く別モノだということがわかります。
料理法は簡単。調味料は使わず「焼くだけ」です。
①生のカニを開く。(汁がこぼれないよう甲羅を皿のように。スプーンなど硬いもので抉じ開ける)
②甲羅に味噌を集める。(箸等で掻き出す)
③フライパンで焼く。(フタして蒸し焼き30分~40分)
グツグツと煮えて、水っぽさが消えていき、かに味噌が固まり出したらそろそろ食べ頃。
スプーンや箸を使っていただきます。
そして、日本酒好きな方には、もうひとつの楽しみが残っています。
食べ終えた甲羅に酒を注いで「松葉がにの甲羅酒」。
こちらも形容しがたい味わいです。

余った身をすべて投入!「濃厚松葉かに雑炊」

松葉カニ尽くしの最後は雑炊です。
フルコースで満腹ならば、翌日の朝にとっておくのがよいでしょう。

①松葉ガニの余った身やカニ味噌などを全てかき集める。
②出汁は、カニスキの残りを使う。
③ご飯の量は、一人あたり茶碗に一杯。雑炊すると膨らんで2杯以上になる。
④ご飯を煮る。出来上がり直前に卵などを入れる。
わが家では、仕上げに海苔をたっぷり使います。
あっさりした漬物や梅干し、塩昆布なども雑炊の良き友となります。

以上をもって、年に一度の冬の贅沢?が終了します。
みなさんもお家でゆっくり…山陰海岸冬の味覚を楽しんでください!

魚寄の大将自らがさばくと・・・